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代表挨拶

東京大学 鈴木道生 教授

本領域の代表を務めております東京大学の鈴木道生と申します。生物による炭酸カルシウムの石灰化(バイオミネラリゼーション)は地球の炭素循環において重要な意義を持っているにも関わらず「炭酸塩パラドックス」により、その本質は今も不明なままです。原子から分子、細胞から個体、環境までを専門とする研究者が集まり、様々な議論と研究を一緒に進めることで世界の概念を変えるような成果を出したいと考えています。

Our Concept

人間活動による大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の上昇は、地球温暖化だけでなく海洋酸性化など様々な環境変化を引き起こすと懸念されています。地球上の炭素循環において、海洋は重要な役割を担っており、我々は特に海洋生物の役割に注目しています。海洋環境に広く生息するサンゴ・貝類・有孔虫などの生物は、炭酸塩鉱物の外骨格を生成する際にCO2固定に寄与しているのでしょうか?地球環境が今後どのように変化していくのか、という人類の将来とも深く関わるこの命題について、我々は多角的な側面から取り組みます。

バイオミネラリゼーション